インストラクターの僕は現在コーギー2代目を飼っております。初代のコーギーも1歳足らずで外飼いをして2代目も外飼いにしました。
赤ちゃんの時は外に出せませんので室内で飼育して、成長していく段階でトイレ処理、抜け毛、散歩後の手入れをすることが負担になることで外飼いにしました。その際のメリット・デメリットそして注意することをまとめてみました。(飼育場所は一戸建ての場合です)
室内飼いで大変な思いで飼育されているのでしたら外飼いも選択のひとつかもしれません。
外飼いと言っても庭に犬小屋を置くだけでの飼育ではありません。いろいろなケースを想定して安全に暮らすことができるように配慮しています。
室内飼いのメリット
一番はいつでも癒やされることです(遊んだり、寝顔見たり)
家族の会話が増える。
室内飼いデメリット
- トイレの後始末は頻繁にする(早めにうんち片付けとペットシーツ交換)
- うんちの匂いがする(人間が起きる前に用を足していた時/リビングで飼っていました)
- 短い後ろ足をあげてオシッコするようになりケージの外側も汚れる(子どもの時はしゃがんで)
- ケージの掃除は頻繁に(抜け毛、拭き掃除など)
- ペットシーツ準備、交換、費用。
- 抜け毛が多いので掃除は頻繁にする(面倒の第一位)
- 散歩から帰ると風呂場で手足、おなか等シャンプーで洗う(1日2回)(面倒の第二位)
- 雨上がり直後は(道路がぬれている状態)散歩に行くと汚れるので連れ出さない。
- 甘やかす(おやつ、人間の食事)
世話すること多くて大変なんです(^_^)
外飼いメリット
- トイレの後始末は急がなくても良い(散歩に行く前に片付け)
- ペットシーツ不要で節約。
- 雨上がり直後でも散歩に行ける(汚れを気にすることがない)
- 放し飼い(家の後ろの空きスペースと玄関横のサンテラス一部を犬用に用意)脱走注意です。
- コーギーの放し飼いで家の後ろの雑草が生えなくなりました(^_^)
- 抜け毛を気にしなくて良い(毎日の散歩後ブラッシング)
- 室内飼いと違いいつもそばにいないので時々サンテラス、小さな庭で犬と遊ぶと大はしゃぎです。
- 外飼いにした結果、コーギーの所に行くと大喜びです(おもちゃをくわえて来ます)
- 玄関の外に出た時と外出から帰ってきた時は必ずサンテラスでいつも出迎えてくれてます。
- 暑いときは日陰、寒いときは日向にいて四季を感じて、道路の通行人(車)を見ています。
- 大雨や大雪の寒いときはサンテラスの中に避難しています(サンテラスの中にペットキャリーがあります)
- 普段は昼夜限らず、小雨、小雪でも家の後ろの決まった場所で休んでいます。
- 冬の寒さより夏の暑さ対策が重要と考えコーギーのお腹、お尻周り、足周りの毛をはさみでチョキチョキで夏バージョンにします(下記画像)
コーギーの被毛は短毛のダブルコートなので寒さより暑さに注意です
気温℃ | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2023 日最高 | 5.9 | 7.5 | 14.7 | 18.7 | 21.8 | 25.7 | 31.0 | 33.2 | 29.1 | 21.6 | 16.2 | 10.3 |
2023 日最低 | -1.3 | -1.0 | 4.4 | 8.3 | 12.0 | 18.2 | 23.1 | 25.6 | 22.3 | 12.3 | 7.2 | 2.0 |
外飼いデメリット(気にしておりませんが)
- ペットキャリーとサンテラスの抜け毛と土の汚れ掃除(1回~2回/週)
- 雨の日汚れた足でサンテラスに入るためコンクリート床が汚れる(たまには雑巾ふき)
コーギーの部屋を紹介
大雨、大雪、寒いときは自分の部屋で休んでいます。ペットキャリーの下にも段ボールを敷いて中にも段ボール。段ボールが汚れたときは乾燥して再利用かスーパーからもらって使っております。ペットキャリーはサンテラスの中においてコーギーの出入りするドアだけ最小限開けて他は閉めています(南向きなので日中は冬でも日差しが入るので暖かい)暖房ありません。
外飼いで特に注意すること
- フィラリア・寄生虫から感染予防するため定期的に投薬する。
- 伝染病からワクチン接種で予防する。
- 近所迷惑にならないよう無駄吠えしないようにしつける。
- 他人のいたずらを避けるためにある程度距離をとる。
- 長いリードを使うときは絡まない対策が必要です。
- いたずら、誤飲防止するため余計な物は置かない。
- 脱走対策を万全に(脱走して他人を噛む、自動車との接触、迷子など)
- 暑さ対策として日陰づくり、飲み水(氷水)、毎日ブラッシング、トリミングなど。
- 寒さ対策としてサンテラスに置いてあるケージの中に段ボールで両脇と下面(床)に敷く。
- 大雨、大雪の対策としてペットキャリーをサンテラスに用意。(雨風当たらない工夫は必要です)
- うんちは散歩前に片付ける。
- おもちゃを与える
※我が家の外飼いで注意していることです。
飼い主としての日常
- 餌やりは散歩後朝夕2回と水やりは適時。
- シャンプー月1~2回(自宅の浴室で)
- 散歩1日朝夕2回(夏は早朝と夕暮れ散歩)雨降りは中止です。1回約1時間の散歩。
- コーギーは太りやすいので散歩は必須(成犬で12㎏が目安だそうです/獣医から指摘)
- 抜け毛処理は散歩後毎日(春と秋は特に抜け毛大量で冬はさほどでもありません)
1日1回抜け毛の量/夏(左手山盛り) - ブラッシングしながら健康チェック(目やに、耳の汚れ、肉球の状態、体全体毛並みなど)
- 毎朝食事後に歯磨きをする。
- うんち、オシッコの状態確認をする。
かわいいだけでは現実は飼育できません
- 犬にも良く人間もあまり手間かからない状態が望ましいと思います。生き物ですから手間は避けられませんがあまり飼育する上で負担になってもつらくなります。
- 室内飼いだと世話をすることが多いので遊んでやる時間が少なくなります。
- 飼育する方の体力(年齢)、時間そして環境や犬の性格、しつけ状態など考慮し最適を選択いただければ良いと思います。
- コーギーの寿命(平均13歳前後)、転勤有無も考慮して飼育できるかどうか判断しましょう。
- 僕は外飼いして大正解だと思っております。究極はコーギーの健康に気をつけて、しっかりしつけをして散歩、遊び時間を作ることだと思います。
- 僕自身コーギーは現在2代目の飼育です。コーギー以外の犬種は考えられずかわいい表情と、賢い頭脳なのでしつけをしっかりすると、良い意味で飼い主の都合の良いワンちゃんになります。しつけを間違うと犬が主人になり飼い主にとっては何かと面倒なことになります。
- 我が家の問題を飼育場所を変えることで解決した最適な方法です。
犬と人間も楽しく暮らせるかがポイント
我が家のコーギーの性格としつけ
外飼いができるのは性格、しつけが出来たからとも言えます。人や犬を見たとき吠えたり、威嚇したりする犬だと外飼いはできませんよね。ご参考まで我が家のコーギーは現在2歳と2ヶ月の男の子です。
【性格】マイペースで、人見知りせず、好奇心が旺盛です。そしてとても物覚えが早いです。飼い主の表情や声のトーンを聞き分けて甘えてきます(一般的なコーギーの特徴です)
【しつけ】生後6ヶ月位までは甘噛み、吠える、散歩しても自分が先頭で自由に歩いていましたが、しつけを徹底的に教え人間の子どもと同じように何度も話しかけて接した結果、甘噛み、無駄吠え、散歩時の吠える、威嚇、飛びつきなどはなくなりました。(しつけは大事です)
それから雨の日の散歩中止、食事の催促も一切ありません。動物病院に預けても(宿泊)いい子ですと言われるほどです。現時点で飼育する上で全く問題がないので外飼いができるのかもしれません。