インストラクターの僕は現在2代目のコーギーを飼育しております。コーギーは賢い犬ですのでしつけをきちんと教えて理解させると一緒に暮らすことがとても楽しくなります。
逆にしつけが出来ないとお手上げ状態になりますので、楽しく暮らすために「散歩」「甘噛み」「マテ」にフォーカスして具体的な解決策をまとめましたので是非ご覧下さい。何度も練習して賢いコーギーになることを願っております。
散歩
しつけは散歩中が一番効果があると思います
- 自分のそばを自分のペースの速さに合わせて歩いているときは犬に声がけする。頻繁に散歩上手だねとか名前を呼んで良い子だねと声をかける。
- 他の犬と出会ったとき立ったり、吠えたりした時は犬を制止して目を見ながら叱る。(ある程度犬に怖いと思わせることが肝要)犬は飼い主の声のトーン聞き分けているので本当にダメなときは真剣に目を見て叱ることです。優しくダメよと言っても犬は理解しません。ある程度冷静に出来たら都度犬の名前を呼び良い子と撫でながら褒めること。他の飼い主にも迷惑かけないことが大事です。
- 犬と一緒に走っている時はランと何度も言う。
- 立ち止まる時はリードを引いてストップと何度も言う。再び歩くときはゴーと何度も言う(ゴーと言う前に歩いたらやり直しです)
- ゆっくり歩かせるときはゆっくりと何度も言いリードを引きながらゆっくり歩く。
- 公園入り口に高さ1メートル位の鉄のポール(車進入止め)がありますが散歩デビューの頃飼い主と犬がポール挟んで互いに進めないときがあります。これはとても重要であくまでも飼い主と同じ方向に歩いてもらう必要があります。間違っても犬の方向に合わせないことです(犬は勘違いをします)
- トイレ後の処理すると時はちょっと待てを繰り返し言う。
- 飼い主のそばを歩かないないときはツケを連呼してリードを引っ張り自分のそばに引き寄せる.
それでも側に来ないときはリードを短く持ちリードを引き上げて前足を浮かせる(繰り返し) - 公園、広い歩道など自由にさせる時はフリーと言う。
- ツケの時とフリーの時をのメリハリでわかりやすく(ツケの時はツケを連呼で側を歩かせる)
- 散歩が飼い主の言う通りになるとずいぶん楽になります(引っ張られるのが大変)
運動量を多くするため歩くだけでなく、時には一緒に走りましょう
公園でゴムボールで投げて持ってこさせると運動することに!
甘噛み
一般的に子犬の歯の生え替わりの時期のむずがゆさが原因と言われております。そして生後5ヶ月頃までで自然と終わります。但し、その時期を過ぎても甘噛みをするようでしたら遊びの一種になっている可能性もありますのでしつけをする必要があります。
- 指を噛んできたら噛まれたままの指を口の奥に入れて不快な思いをさせることです。
- そうすると噛むことをやめます。
- このときはコーギーを見ないで違う方を見ながらすることです(無視/知らんふりして)
- また時間が経って噛んできたら同じことをする。これを繰り返すことで噛むと嫌なことを学ぶために甘噛みはしなくなります。
- その後、コーギーが甘噛みを覚えたか試したことは、自分から指をコーギーの口に入れようとしましたが口を開けず噛みませんでした(^_^)
- 我が家のコーギーは成犬になりましたが一切噛むことはしません。
さまざまな方法が提唱されています(叱る、音を鳴らす、痛みを与えるなど)が僕はこれが一番早く改善できました。勿論、個体により差はあると思いますが実行してみてください。
コーギーが窒息するようなことはNGです(飼い主も噛まれてけがしないように注意です)
噛んでも良いおもちゃを与えることも、そして引っ張り合いで遊ぶことも重要です。
犬のしつけは犬にとって不快なことを与えることで改善できることが多いので、このことをしつけの基本として覚えておくといいですよ(不快な思いとは叩く、叱る、蹴るなど虐待のようなことではありません)性格によっては萎縮してしまう場合もありますので愛情もってのしつけでコーギーも学ぶことになります。
しつけの大原則は良いこと悪いことをハッキリ指示すると理解してもらえます
曖昧な指示は理解できません
マテ
- 「マテ」は食事を目の前において待たせるだけでなく、散歩中の行動を制止することができる重要な命令のひとつです。
- 餌を前にして「マテ」の繰り返しで待たせる(毎回食事、おやつの時)この時、犬の鼻の前に手のひらを向けて、目を見て「マテ」を言う。
- 待ったら大げさに褒めて撫でて「ヨシ」と声かけて食べさせる。待てなかったら食べさせない。
- 教え方としてハンドサイン(手のひらを犬の顔の前に向ける)と「マテ」と一緒にすることで合図する。
- 「マテ」ができたら解除の「ヨシ」も指示して「マテ」を解除する。
- 「ヨシ」の指示で解除が出るまで待てるように少しずつ時間を延ばして覚えさせましょう。
- この動作を何回もできるようになるまで繰り返す。但し1回あたり数分にする(長くしても集中できないので徐々に)
- 「マテ」の活用として横断歩道で信号待ち、動きを制止したいときなど、いろいろな場面で使うことのできる命令の基本です。
- 散歩中に動きを制止するときは「マテ」「ストップ」と言いながら飼い主も立ち止まる。再び歩くときは「ゴー」と言いながら歩き始める。
まとめ
- 最初からどんなしつけでも1回でクリアできることはありません。何度も同じことを繰り返すことで覚えるのです。ある程度の時間は必要です。後はしつけの基準をどこまでするかだと思います。
- 何度も繰り返すことで理解しますので(個体差はありますが)覚えてくれたら嬉しいし、飼育が何よりも楽になり楽しくなりますので頑張りましょう。
- コーギー飼いにくいなどネットで出ていますが僕はそう思いません。飼い主がきちんとしたしつけをすれば理解していい子になります。しつけを出来ないことで、コーギーは飼いにくいと考えるのは少し違うと思います(コーギーがかわいそう)
- コーギーに限らずきちんとしたつけが出来ないのでしたら飼育はやめた方がいいです。飼い主も犬も互いにつらいだけです。飼育するとしつけの他に世話もあり、金銭もかかり時間もとられます。
日常の会話:朝はおはよう、寝る時はおやすみ、日中は暑いな、散歩するよ、ご飯だよ、買い物行ってくるなどたくさん一方的に話をコーギーの目を見て話しております(毎回同じ言葉で話すことがポイントですよ)
しつけ方法は飼い主により違うと思いますので記述した方法は我が家の コーギーに有効な対策でした(家族でしつけするときは同じ対応しましょう)