初めてシャンプーする方、シャンプー嫌いで困っている方に向けた内容になっております。シャワーの決まりはありませんので、インストラクターの僕が、効率的にきれいに洗えて終える方法、シャワー嫌いを変える方法を具体的にまとめてみましたのでご紹介します。もちろん我が家の愛犬コーギーで実証済みですよ(^0^)
誰でもかんたんに手順通りすればきれいになります。約1時間を要しますが愛犬の健康管理ために頑張りましょう。僕はバスタブ使用しません、シャワーのみです。
シャワーの重要性
被毛の表面の汚れと体から出る皮脂の汚れを落とすためにシャワーをします。表面のだけでなく皮膚の汚れも意識して洗い流し、皮膚疾患にならないように清潔にしましょう。意外とコーギーに限らず犬全体でも皮膚疾患が多いことが下のグラフからもわかります。
シャワー前に準備するもの
犬用シャンプー、吸水性タオル数枚、コットンパフ、ドライヤー、爪切り、スリーカーブラシ、コーム、ハサミなど。
飼い主の準備
汚れてもいい格好で浴室に入りましょう(間違いなくブルブルされて濡れます)
風呂用のイスを活用(しゃがんでシャワー、シャンプー、拭き上げなどしていると腰が痛くなります)
浴室の洗い場でシャワーから乾燥まで(約1時間)
- 浴室温度を適温にする(夏は窓を開けて、冬は暖房付浴室は暖房入れて)
- シャワー前にブラッシングで余計な毛を取り、皮膚の汚れも落ちやすいように。
- 洗面器にシャンプーとお湯を入れて泡立てる。
- コーギーを浴室に入れる。
片方の手で毛を逆なでして、お湯で流しながら全身の汚れを洗い流す(季節によりますがぬるま湯程度)
特に寒い時期はぬるいとブルブル震えますのでお湯の温度で調節、浴室温度調節必須です。
《洗い流す順序》
①足②おしり/肛門③背中④お腹/脇の下、内股⑤胸/首から下⑤首の上⑥頭上部・顎の下/頭を下げて(耳、鼻にお湯が入らないように)
《シャンプー洗いの順序》
①おしり全体②背中③お腹④足先/脇の下、内股⑤首の下⑥首の上⑦頭全体/耳の表面
前足の脇の下、後ろ足の内股、足の肉球と肉球の間をこまめにしましょう
シャンプーしているときは常に話しかけていい子などと褒めながら
LIONペットきれいを使ってみてよかったのでオススメします。
シャンププーすると必ず目に入りますが我が家のコーギー目に入っても痛がらず(変化無く安心)
洗浄成分が100%植物からできていて、薬用成分でのみ・マダニを取り除く。
泡立ちもいいのですが泡切れがよく洗い流しが早いのがいいです。もちろん汚れ落ちも申し分ありません。
注意点として生後3ヶ月以上からの使用になります(弱酸性・無着色・弱いいい匂いがします)
《シャンプーを流す順序》
①顔(頭)と耳を下に向けてシャワーで流す(耳、鼻にお湯が入らないようにするため)②シャワーを一旦止めて顔(頭)、耳の水分を手で取ってやる③首回りから胸、背中、おしり全体をシャワーで洗い流す④お腹、足の付け根、足先を洗い流し終了。
汚れが落ちていない部分は2度洗いしましょう
脱衣所(浴室)か外のベランダでしています(我が家)
ドライヤーで吸水性タオル、手で毛を逆なでしながら乾燥させる(20分以上)皮膚の毛の根元まで乾燥させる(コーギーはダブルコートなので時間がかかりますが、根元までしっかりと!)
《ドライヤーの乾燥順序》
①タオルで頭部、耳を拭く(耳の中はコットンパフなどで拭く)②首、背中、おしり③お腹周り④足(脇の下、内股も)
ブラッシング・トリミング(月に1回~2回/シャワーのとき)
スリッカーブラシ、コームでブラッシングして生乾き部分があったら再度ドライヤーで乾燥します。
主なトリミングは「肛門周りのカット」「肉球周りのカット」「夏場はお腹周りもカット」します。
爪切り(月に1回~2回シャワーのとき)
専用爪切りでカットしますが毎日散歩しているとすり減っているので、地面につくことのない爪(狼爪/ろうそうと読みます)だけをカット。
爪切りは1回で終わろうとして出血したことがありました
それ以来爪切りだけは容易にさせてくれません(*^O^*)
爪切りは数回で徐々に切るようにした方が安全です
ご褒美
歯磨きガムかバナナをあげています。
シャワーに関わるQ&A
- シャワーの頻度?
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一般的には月に1回~2回ですが状態を見ながら洗いましょうね。但し、洗い過ぎは皮膚の脂分を失うのでよくありません。
- 子犬のシャンプーはいつがいいの
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生後2ヶ月以降に引取の際に販売者側でシャンプーしてお渡ししますので2回目のワクチン接種後1週間後位に飼い主の元で初めてのシャンプー。シャンプーができないときはウエットティッシュ、ペット用消臭剤を吹きかけて拭いてあげましょう。
- シャワーするときの注意点
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元気がないときは無理にしないこと、体調がよいときにしましょう。ワクチン接種したときは1週間後過ぎてからにしましょう。
- ペットショップでしてもらう?
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自宅でのシャワーが難しい時はペットショップなどを利用しましょう。但し、吠える、噛むなど危険性があるときはしてもらえないこともあります《事前確認要です)
- シャンプーが目に入ったとき?
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犬用シャンプーをお湯で間接的に洗い流しましょう(シャワーが直接目に当たらないように)
- シャワー嫌いをなくする方法は?
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- 浴室内の温度を適温にして愛犬と飼い主が一緒に浴室に入り遊びましょう(ボール遊び、ロープ引っ張り)
- 遊びながらシャワーを出してお湯に少しずつ濡らしながら慣れさせる。
- 慣れてきたら必ず褒めることです。
- 状況によりそのままシャンプーするか、しないで切り上げるかです。
- つまりシャワーは怖くないことを教えることです。
子犬のときはすべてに対して恐怖心、警戒心をもっていますので安心させることが大切なのです。
まとめ
冬期間は比較的気温の高いときにシャワーをします(風邪をひかせないため)それ以外はいつでもシャワーはできます。
シャワーに限らず、しつけも子犬のときに覚えさせると本当に賢いコーギーになります。シャワー嫌いをなくする方法も記述しましたが、是非とも子犬のときがいろいろなしつけの最大のチャンス(時期)ですので、しっかりと教えて楽しいコーギー生活をしましょう(^0^)