飼い主の都合で保護犬になった犬(コーギー)を引き取ることを(飼育)検討している方、引き取った方に向けた情報です。
保護犬を引き取る前にすること考えること、そして引き取った後にすること、考えることの注意点などをまとめ、新しい飼い主の元で二度と保護犬にしないために心が構えも書きましたのでご覧ください。
保護犬を探す方法
各自治体(動物管理センター)、民間の動物保護団体などがあり、ネット「保護犬」検索でヒットします。
費用
動物保護団体により引き取り「条件」「金額」が異なりますので十分に確認してから契約しましょう。
事前準備としてケージ、トイレトレイ、ペットシーツ、ドックフードなど飼育に必要な費用がかかります。
ペット用品・ペットグッズは【犬・猫の総合情報サイト『PEPPY(ペピイ)』】ですべて取りそろえることが出来ますよ。保護犬を引き取る前
保護される犬は主に飼い主の都合で保護されているのが現状です。
「経済的な問題」「時間的な問題/子どもが出来たり、不在が多くなったり」「身体的な問題/飼い主の体力不足、犬の介護」「住居による問題/引っ越し」などです。
今一度、引き取る前に冷静に飼育出来るかどうか検討が必要です。犬の寿命は平均約14年ですので最後まで飼えるかどうか、こちらの記事と環境省のカラーイラストのテキストをご参考に検討してみてください。
環境省「飼う前も、飼ってからも考えよう」
以前の飼育環境
- 保護犬になった理由。
- 血統書有無(マイクロチップ/去勢有無)
- 健康状態(病気/ワクチン接種、フィラリア)
- 食事(えさ銘柄/回数)、運度(散歩)、シャンプー(トリミング)
- しつけの状態。
- 室内飼い、外飼いなのか、マンション、一戸建てそして家族構成。
問題行動を確認する
無駄吠え、威嚇、噛む、家具など破壊、自傷行為など問題行動の有無を確認し、新しい環境で支障がないかどうか判断する。特に犬の飼育初心者は、癖の強い犬は避けた方がいいと思います。成犬の場合(1歳)はしつけに子犬の3倍の時間がかかると言われておりますので、時間と労力そして忍耐が必要です。
しつけをする
保護団体で、ある程度しつけている場合もありますが、基本飼い主が一から教える覚悟が必要です。犬種、個体によりますが半年から1年はかかると思います。
しつけに自信のない方は、今ご覧頂いているサイト「コーギーわんチャンネル」を読んでいただければ理解いただけます。
さまざまな問題に対処できるように具体的に書いておりますので是非ご参考にして賢いコーギーに育てましょう。
キチンとしつけが出来ないと面倒なこともありますので、飼い主の方のしつけ方法学んでほしいです。
飼育初心者に不向きな犬種
〈テリア種〉シュナウザー・ヨークシャーテリア・ウエストハイランドホワイトテリアなど。
〈特徴〉猟犬種であったことから一般的に気が強い・頑固・賢いなど。
《中型犬》ビーグル
《特徴》陽気で無邪気ですが落ち着きがない、飼い主の合図を聞けない、集中力が続かないため保護犬に関わらず初心者にはハードルが高いです。
保護犬を引き取った後の疑問
犬は成犬になってもしつけ直しが出来る動物と言われております。但し、子犬のときに比べ3倍の時間を必要としますのでじっくりと教えてお互いに楽しい暮らしにしましょう。
- 名前を変えても構いません。
- 散歩の時間、頻度を変えても大丈夫です。コーギーは1日2回(1,2時間/日)の散歩が理想です。
- しつけの単語、合図(ハンドサイン)を変えてもOKです。
- ドックフードの銘柄や食事の回数を変えてもいいです(1日の給与量は必須です) 新しい餌にするときは今までの餌と徐々に割合を変えて1週間位で新しい餌にしましょう。
ドックフード関してはこちらをどうぞ! コーギーよくある質問:Q&A
迎入れてからすぐに、さまざまなしつけを教えることが大事です。特に問題行動をかかえているときはその場でしっかりとしつけることが重要です。新しい環境に慣れてからと考えがちですがこれはNGです。
自傷行為を禁止しないで観察
新しい環境での緊張、ストレスにより、一時的に自傷行為をすることがありますので一人で静かに過ごせる環境作りをしましょう。
自傷行為とは足先をなめる・被毛を引き抜く・尻尾をかじる・顔や体を執拗に掻くなどですが、多くの場合環境に慣れると次第に改善されます。ただ、出血、傷口が化膿していたら動物病院を受診しましょう。
犬から寄ってくるのを待つ
新しい環境に慣れるまで普段は一人にさせて、飼い主は食事、しつけ、散歩などの最低限の関わりにしましょう。
警戒心、恐怖心、緊張、ストレスなどがなくなったら飼い主を「舐める」「近くによる」「お腹を見せる」「尻尾をふる」「見つめる」行為をしますので数ヶ月、半年、一年とかかるかもしれませんが長い目で見ていきましょう。
しつけのやり直し
引き取ったときからしつけ全般を教える必要があります。保護犬の場合何かしらのトラウマがあったり、今までの生活環境による癖があったりしますのでしっかりとしつけをします。
飼い主の方がしつけの仕方を理解知る必要があります。
しつけを楽しみながら出来るとストレスになりませんよ。一つ一つ勉強したことコーギーに教えていきましょう。
犬との生活でどう変わる?
〈いいこと〉
癒やされるが一番です。
しつけが上手くできると楽しい。
〈大変なこと〉
時間がとられる(散歩・食事準備片付け・遊び・トイレ後始末・シャンプー(お手入れ)・通院など)
しつけが上手くできないとストレス(無駄吠え、噛みつき、引っ張りなど)
一定の費用がかかる。
いいこと、大変なことも含めて犬との暮らしは楽しい
まとめ
保護犬を飼育する場合は犬に関わる時間、費用、しつけそして犬の特徴など理解してから引き取りましょう。理由として保護犬の場合何かしらのトラウマがあったり、今までの生活環境による癖があり、しつけに限らず思い通りにならないことが多いためです。
特に飼育初心者は慎重になさった方がいいですよ。
引き取ったらしつけ、食事、運動、遊びをして最後まで一緒に暮らしましょう。