コーギーの散歩で飼い主が引っ張られて歩くと疲れますよね。コーギーが先導して飼い主が後を歩く状態はよくありません。この状態は適切な主従関係ができていないだけでなく、散歩のしつけができていないのでコーギーが自由に歩き回ります。
これを楽しい散歩にするには飼い主の方が散歩のしかたを理解して実践することにつきます。一般的なルールと独自のやり方、つまり効果のある方法をミックスしてまとめましたので愛犬コーギーに訓練して見てください。
教え方が変わればコーギーも変わりますので楽しんで教えましょう。
引っ張りをさせてはいけない理由(公道)
危険な行為になるためです。
コーギーを自由に歩かせると曲がり角(死角)で出会い頭の事故、他の犬へ(人間)の飛びつき、人間、自転車との衝突などトラブルになる可能性が高いので散歩で自由にさせることは控えなければなりません。
そして、首輪もしくはハーネスも適切に装着することで安心して散歩に出かけられます。
しつけでは伸縮性のリードは適しませんので使用しないようにしましょう。また、公道、公共の場所で伸縮性のリードは注意が必要で、特にしつけができていない段階では不向きです。
引っ張りをなくするためのアウトライン
- 公園などで外の環境に慣れさせる(自由にさせる/怖くないことを教えるため)
- 公園で一緒に歩く練習(飼い主の歩く方向に一緒に歩かせる訓練)
- 他の犬、子どもがいて遊べるようでしたら関わりを持ちましょう。社会性が身につきます。
- 公園で一緒に歩くことができたら歩道(公道)で練習しましょう(散歩デビューでいきなり歩道(公道)の散歩はやめましょう/性格によりパニックになります)
一定時間、自由にさせてから訓練しましょう。
子犬の集中できる時間は5分位です(コーギーを観察しながらしましょう)
子犬は単純思考で正しい行いができたときに餌(おやつ)をもらえると何度も欲しいために同じことを繰り返すことができます。このことを「良性強化」と言いますがたくさんの成功体験をすることで多くのしつけをすることができます。
餌(おやつ)を使いしつけをする+ハンドサイン(手で合図する)
できたときは褒める+目を見て+撫でてやる+繰り返し
できないときは叱る+目を見て+不快な思いをさせる+繰り返し
注意:不快な思いとは怒る叩くなどの暴力行為でなく、飼い主の命令に従わないことで多少不快に思わせること。嫌な思いをさせるとしなくなります。
犬の社会では先頭を歩くのはリーダーで、メンバーはリーダーの後をついて歩くため、飼い主が先頭を歩くことで主従関係を築くことが出来ます。犬を先に歩かせてはいけません。
最初に散歩ルールの基本
飼い主の左側(真横)で歩かせる。
飼い主と並行して歩かせる。
飼い主より先を歩かせない。
飼い主の歩く速度に合わせる。
基本の立ち位置
飼い主の左側(真横)を定位置とします。(右側でもOKです)
常にこの定位置(距離)で散歩することを意識しましょう。
並行して歩く
「ゴー」と言って一緒に歩き始めます。「ツケ」と何度も言いながら、そばで歩くことを教えます。
一緒に歩いたら「いい子・いい子」などと言いながら褒めることです。
次に歩いているとき意識的にストップと言い停止します。できたら「いい子・いい子」などと言いながら褒めることです。
つまり「ゴー」「ストップ」そしてそばを歩く「ツケ」を繰り返し言い、そばに寄せて歩くことを学習させます。
同じ速度で歩く
並行して歩くことができましたら、次は歩行速度を速めたりゆっくりしたりを教えましょう。リードを短く持って「速く」と言い、飼い主の速度に合わせて歩いてもらう。
また、「ゆっくり」と言って飼い主の速度に合わせて一緒に歩くことです。一緒に行動するときは「速く」「ゆっくり」を何度も言って、できたらストップと言って、いい子いい子と撫でながら褒める。
リードは、たるんだ状態が正解です。
飼い主より先を歩いたとき(離れたとき)
コーギーが先を歩き始めたらリードを一瞬強く引き、不意な多少ショックを与えて飼い主の横につかせる。「ツケ」を何度も言う。
歩道を歩いているとき飼い主の左足をコーギーの前に持って行き、先に歩けないようにする(左側歩行の場合)或いは飼い主の左足をコーギーのお尻に当てることです。このときコーギーを見ないで知らんふりしてすることです(先を行ったら不快ことを教えるためです)
僕は訓練中あえて狭い所を通り(道路の端にある電柱と外壁の間)、飼い主が先に通り、コーギーは後から通るようにしますが、逆にコーギーを先に行かせるとNGです。
同じ方向に歩かせる
公園の入口に車止めのポール(約1m)が立っています。このポールを活用して同じ方に歩かせます(電柱でも構いません)
リードを短く持ってポールに向かって歩いているとき、コーギーは左側に飼い主は右側に歩いたとしたら歩行できなくなります。このときはやり直して、コーギーも飼い主と同じ右側を歩くように仕向けます。歩けなくなったとき多少リードでショックを与えます。
繰り返すことで理解できますので教えましょう(飼い主がコーギーに合わせてはいけません)
次は「ツケ」の状態で左端を歩行中のとき、そのまま右端に移動して歩行できるようにする。このときも「ツケ」を言う。つまり飼い主に合わせて右左と「ツケ」の状態で歩けるようにすること。
思った通りいかない時!
1.公園などで外の環境に慣れさせる自由にさせる(怖くないことを教えるため)
2.リードを短く持って「ゴー」と言って一緒に歩く(距離は徐々に長くしましょう)
3.歩かないようでしたら餌を目の前に見せながら一緒に歩く。
リードを引っ張り定位置に引き寄せながら「ツケ」と言って歩くことです。
「ツケ」の指示したとき、引き寄せてもそばに来ないときは歩きを停止します。
「ツケ」と何度も言い、そばに引き寄せます。そばに来たら「ツケ」を何度も言い再度歩きます。
ポイント:妥協しないことです。キチンと教えないと覚えませんのでしつけするときはメリハリ付けて教えましょう。
犬を飼い主の左側につくようにさせて並行して歩行することです。つまり飼い主の側をいつも一緒に歩くことです(警察犬や盲導犬はマスターしています)
まとめ
いかがでしたか?コーギーが飼い主のそばを同じ速度で歩いて、ときには飼い主の顔を見上げて歩けるようになりますと飼い主がリーダーとして認められ、他の犬と出会っても無視して歩けるようになったら「上級レベル」達成です。
このレベルになると散歩しても楽に出来ますから、もし上手くできなくても諦めずに何回も教えましょう。
飼い主が散歩の基本ルールを理解してコーギーと何度も同じことを繰り返すことです。コーギーがよい子になるには飼い主次第です。散歩デビューからしつけると短期間でマスターしますので楽しみながら教えましょう。引っ張りがなく楽しい散歩にするために!