コーギー飼ってから初めての散歩デビューする人とコーギーをすでに飼っていて散歩が思い通りにならない、散歩が面倒だと思っている人に向けた情報です。
散歩デビューを適切にすると散歩の楽しさを覚えて飼い主も散歩が楽になります。そのためには散歩デビューを正しく理解して実践することを前半で、そして後半では散歩がつらい理由と対策についてわかりやすくまとめてみました。成犬になってもしつけの再教育は可能ですので、基本理解して楽しくしつけをして成長を楽しみましょう。
散歩について具体的に解説しておりますので是非実践していただいて散歩ルールを繰り返し教えてお互いに楽しい時間にしましょう。しつけできたときはいつにも増してとてもかわいいですよ。
散歩デビュー前の社会見学
散歩デビューというとすぐに外を走り回るイメージを持つかもしれませんがコーギーの性格により全く違います。外に出たがらない、外に出しても動かないなどで「恐怖」「警戒」による反応です。とてもかわいい反応ですね。
散歩デビューする前に近所を抱っこして外に連れ出し、社会見学をするとすんなりと散歩します。例えば他の人(犬)を見せる、車、電車、自転車などを見せる、太陽、風に当てるつまり外の景色、音、匂いなど経験させ怖くないことを教えることです。
室内での散歩練習
- 首輪、リードを購入して首輪を付ける(初めは嫌がると思いますが餌を見せて遊んで気をそらしましょう)僕は百均で買いました。
- リードを短く持ってコーギーを真横に付くようにして、餌を見せて数メートル先に餌を投げて一緒に歩く。
- コーギーを横に付ける場合右横、左横を練習しましょう。
- 後は繰り返すことで散歩を覚えます(上手にできなくても叱らない)
- 1日2回の練習で時間は5分/回したら終了
子犬の集中持続できる時間は5分程度です(成犬で最大15分)
長時間のしつけは成果が出ません
散歩デビューでしてはいけないこと
- 子犬を無理に引っ張って歩かせる(肉球に傷付ける可能性)
- 嫌がっていることを無理矢理する。
- リードを付けない。
- 匂いを嗅がせない。
- 他の犬に近づける。
- 初めは5分間位から徐々に時間を長くする(子犬の状態を観察して)
- 特に夏の気温の高い時間帯は連れ出さない。
- いきなり道路で散歩する(最初は公園で慣れさせましょう/恐怖心・警戒心があります)
初めての外の環境に興味もあり怖さもありの状態。 コーギーが路上で固まって動かない時もしばしばあり、別な日には興奮して先に走って飼い主が引っ張られていました。 コーギーが自分の好き方向に行くのを後からついて行く状態でした(コーギーが先導) 散歩中ほかの犬にも立って向かったり、吠えたり。 目の前の電柱のところでコーギーと飼い主が別々方向に進んで立ち止まったり。 初めの頃は散歩は楽しいと思ってもらうことが重要です。子犬でかわいさもあり自由奔放にしていました。
散歩デビューで無理に散歩すると、性格によりますが散歩嫌いになったり、無駄吠えするようになります。初めての外の世界なので、「恐怖心」「警戒心」をほどいてあげて一緒に遊びながら子犬の性格を観察しましょう。
子犬の社会化
子犬の成長には生後半年までの間に飼い主以外の人との関わり、他の犬との関わりなどとても重要です(社会化)
外部環境に慣れさせることが大切です(風・光・音・車・自転車・電車・人・他の犬など)
最初は公園に連れだし怖くないことを体験させて、慣れてきたら道路(歩道)も一緒に歩かせることで楽しい体験をさせましょう。
他の人、他の犬と出会ったりしたとき相手方の了解で犬同士挨拶をさせることも大切です。社会化が上手くできないと、成犬になっても他の犬を見ると「無駄吠え・威嚇・飛びつき」などの行為をすることがあります。
生後半年、人、犬、物などさまざまな場面に接して不安がない状態にすると、成犬になっても落ち着いた行動するようになります(無駄吠え、威嚇、興奮、飛びつきなどしません)
散歩では必ずウンチを回収する袋を持参しましょう
手ぶら散歩はNGです
楽しい散歩のしかた
飼い主が主人で先導して散歩することが原則です。
コーギーが先導することは飼い主が散歩させられていることになっていますから自由な散歩になります。
コーギーのしつけの基本は飼い主次第ですので正しい指示を出して学習するとその通り行動します。
- 基本は飼い主の都合で散歩回数・時間、ルートなど決めて散歩します。(雨降り、用事があるときは散歩中止してもOKです)
- 飼い主の指示に従わせる(コーギーを自由にさせる時間以外)
- コーギーの自由時間はフリーと言って自由にさせます(安全確保ができる場所)
- 必ずリードを付けて散歩して、散歩中はコーギーから目を離さない
- ウンチはポリ袋などに入れて持ち帰りましょう。
散歩の基本手法
| ① ツケ | 「ツケ」と言いながらリードを短く持ち、自分の横にコーギーを寄せる。 |
| ② 先に歩かせない | コーギーが先に歩いたら立ち止まり、「ツケ」と言って引き寄せる。 |
| ③ ゴーストップ | 散歩を始めるときは「ゴー」、止まるときは「ストップ/マテ」と言う。 |
| ④ 褒める | コーギーが上手にできたときは目を見て褒める。 |
散歩中の注意点
- リードの持ち方: リードは短く持ち、コーギーが飼い主の横で歩くようにする。
- 引っ張り癖の修正: コーギーが先に行った場合、リードを短く持って引き上げることでショックを与える。これを繰り返すことで学習させる。
- リードが張ったときの対処: リードを引っ張っているときは、一瞬強く引き寄せてショックを与える。この動作を繰り返すことで、コーギーはリードが張ったときの意味を理解する。
- 歩くペース: 飼い主と同じペースで歩かせ、理想的にはリードがたるんでいる状態を保つ。
- 交差点での対応: 飼い主の方に引っ張って歩かせ、コーギーの行きたい方向を無視することも時には必要。
- 他の犬と出会ったとき:立ったり、吠えたりした時は犬を制止して目線を合わせて叱る(繰り返す)
散歩の楽しみ方
- ゆっくり歩く: ゆっくりと言いながらコーギーに合わせてもらう。これにより、コーギーは飼い主の指示を理解しやすくなる。
- 蛇行歩行: 道路の右端や左端を歩きながら、コーギーが横についてくるようにする。車に注意を払うことも忘れずに。
- ランの合図: 時には「ラン」と言って一緒に走ることで、散歩をより楽しいものにする。
ツケ、ストップ、ゴーなど命令してできたときは一旦立ち止まり目を見てとにかく褒めることですよ。
ツケとは飼い主の左側に来ること(右の人は右側で/好きな方で)
覚えるまで繰り返しです
コーギー(成犬)の引っ張る力はとても強く危ないですので小さい子どもにはリードを持たせないで下さい【絶対ダメ】ですよ!
散歩の時間
1回、1時間位ですが(成犬)コーギーの状態を見ながら決めています(暑い時期は早めに散歩終わらせます)
30分/回という記事も見かけますが実際飼って散歩すると30分では足りないと思っています。
夏は目安として舌を大きく出して呼吸が荒くなってきたら、散歩終了のタイミングで舌が赤く(充血)なると帰ります(散歩しながら観察)
コーギーは体力がありますからできるなら1日2回の散歩が理想です(我が家のコーギーは散歩しないとあっちこっちに穴掘りして困っております)
散歩中、雨が降ってきたときは「雨」「帰るよ」などと何度も言って強制連行です(^_^)このときはコーギーを見ないで連行です。これも繰り返すことで諦めて帰りますよ。
夏は暑くなる前の早朝、日が落ちてから夕方の散歩(真夏の日中はやめましょう)
散歩は飼い主の都合でランダムにしましょう。
帰るとき
- 帰ると言っても帰りたがらないですがリードを引っ張って帰る(その際はコーギーの顔を見ない)あきらめさせること(何回もすると犬も分かります)
- 帰宅したらまずはリードを外して水やり最優先、そして放し飼いで散歩終了。
- マーキングはよその家の入口ではしないように注意が必要です。
散歩がつらい理由とは
- コーギーが先導して飼い主を引っ張っている(コーギーが主人/人間が疲れます)
- 散歩中、飼い主の命令を聞かない(マテ、ダメ、スワレなど他)
- 他の犬(人)をみると無駄吠え、飛びつき。
- 散歩しない、歩かない。
- 雨の日でも散歩を要求する。
以上の行動が散歩がつらくなる理由としてあげられます。これらの問題行動は飼い主とコーギーの関係構築が原因ですので、生活全般の見直しを行う必要があります。
【飼い主の問題点として考えられるのは次の通りです】
・おやつを無条件で与えている。
・犬の理解できていない方法しつけている。
・コーギーとのコミュニケーションがとれていない。
・コーギーの催促に応じている。
・甘やかしている。
コーギーをしつけるには目を見てわかる言葉で伝え、正しい行動を教えることは必要です。例えば散歩で引っ張ることに対しては、リードを短く飼い主の横に引き寄せてから歩く。コーギーが先に歩いたら停止し引き寄せてから再度歩くことを繰り返すことで覚えさせます。できたら少しのえさを与えて褒めること。
まとめ
- 夏は早朝と夕方の涼しい時間帯の散歩にしましょう。
- 雨降りは中止でいいと思っております。 散歩中に雨が降ってきたら雨と言って帰ります。
- 散歩も毎回定時ですると、コーギーも覚えてしないことでストレスになりますので、あくまでも飼い主の都合で散歩することが重要ですよ(人間が優先です)
- 道路に落ちているゴミ、他の犬の糞などに近づけない。
- 理解していると思う散歩単語、ツケ、ヨシ、ゆっくり、ゴー、ストップ、待て、ダメ、水、ブラッシング、トイレ、帰る、ラン(走る)など (成犬は人間の3歳位の知能レベルと言われております)
- 以上が我が家の散歩ルールで教えてから散歩もしやすくなりました。ちなみに初代コーギーもこの方法でしつけしてとても良い子でした。
雨降りでも散歩しないといけないと言われる方がいますが、僕はそうは思いません。雨降りは散歩中止して雨が止んだら自分の都合で散歩に連れ出します。中止しても我が家のコーギーは無駄吠えは一切ありません。
散歩に限らず、餌やりもそうですが基本は飼い主の都合ですることです。定期に決めたことをするとコーギーはしないことにストレスを感じ無駄吠えをします。ランダムにすることが重要です。
適切なしつけをして主従関係を構築すると、コーギーも散歩に連れて行ってもらえる、餌も必ずもらえるという安心感から無駄吠えはしません。
生後半年位で社会化を体験させて、適切なしつけをして散歩デビュー、問題行動をなくしましょう。飼い主の飼育の考え方、教え方(接し方)次第で変わります。僕は他の記事でも書いておりますが「コーギーも飼い主も気持ちよく、楽しく一緒に生活することが目的」であると考えております。個体差はありますが是非楽しみながらしつけをして自慢のできる愛犬にしましょう。